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自律神経と東洋医学の「脾」について

2024.11.07

コラム

 皆様はどんな症状でお悩みですか?施術を受けていたけど、なかなか治らないなと感じたことはないでしょうか?

 なかなか良くならない症状以外にも様々な症状で当院を訪れる方が大変多いです。そして最も厄介な全く原因が分からない身体の辛い症状、突然のめまい、動悸、息苦しさ、身体の痛さ、だるさ等、それは自律神経が乱れていることが原因かもしれません。

東洋医学と自律神経の乱れについて

 東洋医学では、自律神経の乱れは「気の乱れ」として捉えられます。自律神経は身体の様々な機能を調整するために重要な役割を果たしていますが、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因で乱れることがあります。自律神経は、体の機能を調整し、心拍数や呼吸、消化などを制御する神経系です。

 五行思想に基づくと、自律神経のバランスは五行の調和によって影響を受けるとされています。例えば心臓の働きを表す「火」が強すぎると、過剰なストレスや不安を引き起こす可能性があります。

 五行は東洋医学の基本的な理論の一つで、自然界や人体の現象を「木」「火」「土」「金」「水」の五つの要素に分類して説明します。それぞれの要素は特定の臓器や感情、季節などと関連付けられており人体の健康や病気の原因を説明するために使われます。

  • : 肝と胆、春、怒り 
  • : 心と小腸、夏、喜び 
  • : 脾と胃、土用、思い
  • : 肺と大腸、秋、憂い・悲しみ
  • : 腎と膀胱、冬、恐れ

五行の理論では、これらの要素が互いに影響し合いバランスを保つことで健康が維持されると考えられています。

その中でも、当院は五情・五志、簡単に言い換えると「感情」つまりメンタルからくるものの影響を重要と考えております。今回は良く症状が出やすい「脾」についてまとめたいと思います。

東洋医学の「脾」と西洋医学における「脾臓」の違いについて

 東洋医学では「脾」は単なる臓器ではなく、生命エネルギーの中心として重要な役割を果たしています。東洋医学の「脾」は消化吸収、血液の生成と管理、水分の代謝といった多岐にわたる機能を持っているとされています。これは食べ物をエネルギーに変え体全体に栄養を供給するという、まさに生命活動の基盤となるプロセスです。

 一方で西洋医学における「脾臓」はリンパ系の一部として、リンパ球の産生、赤血球の破壊と再利用、血小板の貯蔵などの機能を持ちます。これにより体の免疫機能を支え、感染症からの防御に貢献しています。

「脾」は「思う」と関係がある

 「脾」は「思う」を主ります。単純に私達の生活における、思いや思うといった解釈で良いと思います。つまり思い過ぎるとバランスを崩し身体に症状が出てしまうという事に繋がります。
 「脾」がバランスを崩し不調になると消化不良や食欲不振、疲労感、むくみ、下痢、腹痛、血が止まりにくくなるなどの症状が現れやすくなります。これらの症状は、脾がバランスをくずし、機能が低下しているサインと考えられます。

 こう言った症状を鍼灸治療や整体で整える事、言い換えると脾のバランスの乱れによる自律神経症状を整える事が、症状を改善していく事になっていくのです。

 もしかしたらこの痛み、体調不良の原因が、脾のバランスの乱れ?自律神経の乱れかも?とお悩みの方がいらっしゃいましたら是非一度、さかえ鍼灸治療院/整体院 にご相談ください!
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