仙台市青葉区 さかえ鍼灸治療院/整体院 コラム 自律神経と東洋医学の「肺」について
2025.02.18
コラム今回は東洋医学における「肺」にまつわる症状や、その考え方を書きたいと思います。
東洋医学における肺の役割
東洋医学では、「肺」は「五臓六腑」の一つとして非常に重要な役割を果たします。その役割は以下の通りです。
気の生成と循環
「肺」は新鮮な気を吸収し、全身に送るとされています。これにより体全体のエネルギーバランスを保つことができます。
「肺」は気を体外に排出する役割も果たし、不純物や古い気を排出してバランスを維持します。
防御機能
「肺」は体の表面にある「衛気」を通して、外界からの邪気(病原体など)を防御します。これにより、風寒や風熱などの外因から体を守ります。
水分代謝
「肺」は体内の水分の循環や排出を助ける役割を持ちます。具体的には「肺」は体液を調節し、皮膚や呼吸を通じて水分を排出します。これにより体内の水分バランスを保ちます。
声の生成
東洋医学では、「肺」は音声の生成にも関与するとされています。「肺」の気が正しく循環することで、声がはっきりと出るようになると考えられています。
西洋医学における肺の役割
西洋医学での肺の役割は主に以下の通りです。
ガス交換
肺は酸素を吸入し、血液中に取り込みます。また、血液中の二酸化炭素を排出することで、体内の酸素と二酸化炭素のバランスを保ちます。肺胞という小さな構造を通じて、これらのガス交換が行われます。
呼吸調節
脳の呼吸中枢と連携して、肺は呼吸のリズムと深さを調節します。これにより体が必要とする酸素量を調整し、安定した呼吸を維持します。
血液のpH調整
肺は二酸化炭素の排出を通じて、血液のpHバランスを調整します。二酸化炭素が排出されると血液の酸性度が変わり、体内の酸塩基バランスが維持されます。
感染防御
肺には気道の粘膜や線毛があり、これらは外部からの病原体を捕らえて排除する役割を果たします。また免疫細胞が存在し、病原体の侵入を防ぎます。
次は東洋医学の視点から見た「肺」の不調について解説してみましょう。
東洋医学における肺の不調とは
東洋医学では「肺」の健康は全身の健康に深く関連していると考えられています。「肺」は呼吸機能だけでなく、体内の「気(エネルギー)」や「津液(体液)」の調和にも影響を与えます。「肺」の不調はさまざまな症状として現れ、その原因は体内のバランスの乱れや外部からの影響によるものとされています。
主な症状とその原因
1. 咳
「肺」の不調の最も一般的な症状が咳です。乾いた咳や痰を伴う咳があります。東洋医学では、咳の原因を「風寒(寒さ)」や「風熱(熱)」の侵入と考え、それに応じた治療が行われます。
2. 呼吸困難
息苦しさや短い息は、肺のエネルギー不足や「気虚」によって引き起こされることがあります。これは体が十分な気を生成できないために起こります。
3. 胸の痛み
胸の圧迫感や痛みは、「痰湿(過剰な体液)」や「気滞(エネルギーの停滞)」によるものです。ストレスや不安も胸の痛みを引き起こすことがあります。
4. 疲労感
全身のだるさや倦怠感は、「気虚」や「肺虚」によるものです。「肺」が十分な気を供給できないと体全体のエネルギーレベルが低下します。
5. 肌の乾燥
「肺」の健康は肌の状態にも影響します。「肺」の不調によって肌が乾燥しやすくなります。これは「津液不足」によるものです。
6. 喉の渇き
口や喉が乾燥する感じは、「肺熱」や「肺燥(乾燥)」の兆候です。「肺」のエネルギーが十分に流れていない場合に起こります。
7. 異常な汗の出方
特に夜間の汗は「陰虚(体液不足)」の兆候です。体が冷却を必要とし、異常に汗をかくことがあります。
「肺」と自律神経の関係
東洋医学では「肺」と自律神経の関係は非常に密接であると考えられています。特に以下の点が重要です。
呼吸の深さと自律神経
深い呼吸は副交感神経を刺激し、リラックス効果をもたらします。浅い呼吸や不規則な呼吸は交感神経を活発にし、ストレス反応を引き起こしやすくなります。
気の流れと自律神経
「肺」が正常に機能することで、気の流れがスムーズになります。これにより、自律神経のバランスが整い体全体の調和が保たれます。逆に「肺」の不調は気の滞りを引き起こし、自律神経の乱れを招くことがあります。
ストレスと肺の健康
ストレスは交感神経を過剰に刺激し、「肺」の機能を低下させる原因となることがあります。
まあ、この辺は当然と言えば当然ですよね。
さかえ鍼灸治療院/整体院での「肺」の整え方
さて重要なのは、さかえ鍼灸治療院/整体院での「肺」に対する施術方法をお伝えいたします。以前にもお伝えしておりますが、当院では鍼灸治療コースを行う場合も、整体コースを行う場合も東洋医学の五行論の一つ「五情・五志」と言われる感情に症状が結びつくものと言った考え方を大事にしております。
その中で、肺は悲と関係していると言われております。悲傷肺と言って悲しい感情が強くなると、肺を傷つけてしまう、と言った考え方です。カウンセリング等でお話を聞く際にもこういった感情の有無をお聞きする場合もあります。今まで中々良くならない症状の中にはこの悲傷肺の状態なのに全く関係ない施術を受けていて良くならない…と言った事は結構あるんです。感情と症状のリンクは施術をする際にとても重要です。人それぞれ色々な「肺」の症状がありますので、よくお話をお聞きしその患者様一人一人に最適な整え方を提案いたします。
さかえ鍼灸治療院/整体院での「肺」への施術方法
肺に関係する場所は、腕だったり背中だったり、色々ありその症状によって選択していきます。鍼を使用しない整体コースの場合でも、電子温灸器を使った温熱療法を行います。経穴で言えば「尺沢」と言ったところはよく使用いたします。ツボだったり様々の方法からアプローチし症状の改善を目指しております。
もしかしたら体調不良の原因が「肺」のバランスの乱れ?自律神経の乱れかも?と思い当たりましたら是非一度、さかえ鍼灸治療院/整体院にご相談ください!
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